勉強会詳細
ご挨拶
皆様、臨床の現場で「人の役に立ちたい」「人を楽にしてあげたい」と日々頑張っておられる事と思います。
また、これからマッサージ師になりたいとお考えの方もおられるかと思います。
臨床の技術というのはこれで完璧という事は無く、様々な症状やニーズに応えられるよう研鑽を積んでいかなければなりません。
私自身、現在も外部のセミナーに参加し、練習を繰り返し現場で試行錯誤しております。色々な技術セミナーがありますが、マッサージの基本を学べる場というのは実は殆どありません。
治療院やサロンでも技術部分はある程度全身施術できるようになれば、本人任せというところが多いのではないでしょうか?
また、昨今では在宅マッサージのニーズ増加に伴い自由診療の経験がない方が多くなっております。
私の考えですがマッサージ師としてまず 「最低限必要な技術」を身に付けたと言える基準は、
「自由診療で人から支持を得られるかどうか」
だと思います。
今後の業界全体の事を考えてもまずは 自由診療で経験を積み、人を喜ばせる事のできるレベルに達した上で在宅マッサージなどのニーズに応えていくのが望ましいのではないでしょうか?
人様に喜んで頂けるよう研鑽を重ねるという事は、人間性を高めるということにも通じていると私は思います。
この勉強会が参加されるすべての方にとって有意義な場となれるよう私自身努力をしてまいりますので、興味を持たれた方はぜひ一度ご参加頂ければ幸いです。
院長: 中村 吉宏
主な内容
・「ポイント 立ち位置 方向 姿勢 リズム」の
5つを基準に体を使って押すという基本をマスターする
シンプルに言えばコリをとらえて体重を乗せるという事ですが、これができているつもりでできてない方が非常に多いです。最も大事な部分ですので繰り返し確認します。
・1つの部位に対して複数のアプローチ方法を身につける
来院される方は多様な症状を訴えられるし一人一人体の特徴も違います。 色々なアプローチ方法を身につける事で対応できる幅が広がります。
1つの部位に対して最低3つ以上のアプローチ方法は身につけたいものですね。
・技術的な事でシンプルに良し悪しを言えば
「同じ時間の中でどれだけ楽にできるか」という事
マッサージで人を楽にするという事は、筋緊張を取って動きをつけるという事です。上記の2項目を踏まえた上でリズミカルに一連の流れの中でポイントを的確に押さえ、いかに無駄を少なくするかという事を考えます。
目指す基準
マッサージの上手下手の判断基準はあいまいなものだと思います。
例えばA、B、2人の施術者が同じ人を100人施術して90人がAの人を支持し10人がBの人を支持したとすると、数字の上ではAの人が上手いとなりますが、 10人の人にとってはBの方が上手いという事になります。
受けた人が判断する事なのでそこに不正解はありません。
ただ、施術者がどちらを 目指すべきかといえばやはり少しでも多くの人に支持してもらう事だと思います。
私がこの仕事を始めた頃に「施術者として一人前といえる基準」として教わったのは
・コンスタントに1日3本指名が入る。
・一年間で増える数と減る数を差し引いて毎月2人以上指名人数が増える。
・同じ職場に1年いれば月間の指名数が50本以上になる。
と、いう事でした。私はまずこの教えを目標にして仕事をしていました。
もちろんこれは1人前といえる基準であって1流の基準ではありません。
上記を基準にご自身に当てはめて考えてみてはいかがでしょうか?